理由もなくこればかり聴いてしまうCDのコーナー

CDはたくさんあるのですが、なぜか、いつもこればかり聴いてしまうCDを紹介します。

 

 

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クリスマスアルバムのコーナー    2005年船 井幸雄オープンワールドの感想
                       

 

81:A LONG VACATION 大滝詠一    
  ロングバケーションです。
1981年の作品です。

大滝さんのレコードについて何か書くということは、やっぱりどこか構えてしまいます(笑)。

しかし、この際こだわらず、どんどん書いてしまいます。

レコードが擦り切れるほど聴きました。全体的にエコーがかかっていて、淡いサウンドですので気がつきませんでしたが、きっとかなり音質は劣化していたものと思われます。

今ここで紹介している写真はCD選書シリーズとして1500円で再発売されたものですが、最初にCD化されたものも当然所有しています。
確かそれは、「記念すべき、全世界で初CD」であるはずです。

私はその時、なぜか「さらばシベリア鉄道」が無性に聴きたくて、CDを購入しました。しかし、その曲だけCDには入っていなかったのです。
CDプレーヤーが壊れたのか?と思いました。
このCDは不良品なのか?とも思いました。

後に知った大滝詠一さんのコメントによれば、「あの曲はアンコール曲なので入れなかった」そうです。
「そんな理由、ありなのか??」と当時はがっかりしましたが、大滝さんなら、何でもありです(笑)。

1500円で再発売したことは、そこらへんの事情とも関係あることなのかもしれませんので、”ちゃら”です。
二回儲けた、だなんて言いません。ただ当時「早く新録のアルバムを出せよ〜」と思っていただけです。

どこが好きなのか、どうして好きなのか、について、考えてみたいと思います。これは実に面白い作業です。
森田健さんは、「運命、性格は、生まれた日と時間によって、決められている」と言っています。
いろいろな意見はあるでしょうが、他の人の意見を読んでみても、人の運命がほとんど生まれてきた時に決まっているというのは事実だと思います。

とするなら、究極の事実としては、「このレコードが好きになる性格に生まれてきた」、「好きになる運命だった」ということなのです。
しかしそれで終わらせては、つまりません。運命は運命で受け入れて、分析してみても良いのだと思います。そうすれば、きっと何か気付くこともあるでしょう。

さて、まずはじめに言うべきなのは、当時の流行っていた日本の曲と比べて、洋楽ぽかった、と感じたということだと思います。

日本の歌物の1980年代初期の状況というのは、まだまだ歌謡曲的な色の強い時でした。

今でこそ、そういった歌謡曲調のものを愛することはできますが、当時の私にはまだまだ、そこらへんにこだわりがありました。

山下達郎さんの「Ride on Time」が出たのは、1980年です。それまでは、一握りのマニアの音楽でした。

佐野元春さんはデビューしたてで、新宿ルイードでの活躍で頭角を現し始めたのは、それより何年か後です。

今振りかって見ると、ビートルズが解散してから10年ほどしかたっていなかったのですね。
以前は10年というのは長い年数だと感じていたのですが、今は、ちょっと前くらいの感覚しかありません。

時代の流れが速くなったせいかもしれませんね。
船井幸雄さんは、良く、時代の変化スピードが急速に速くなっているという話しを書かれています。
速くなったなら、10年はずっと前ではないか?とも思いますが、そこらへんが不思議なところなのだと思ます。
速くなると、長い期間で考えると短縮されている、逆説的ですが、実感として分かるような気がします。
もう10年一昔ではないのかもしれません。

さて、そういうわけで、歌謡曲ぽくない、これなら是非聴いてみたい、と思ったのだと思います。

 

また私は’50S,’60Sもののファンでした。映画「アメリカングラフィティー」、エルビスが亡くなったこと、などなど、私の周りには、それを後押しする条件がたくさんありました。

そのような中で、この作品をはじめて聴いた時の第一印象は「※ロイ・オービソンみたいに歌う人だ」でした。そして「なんかオールディズ音楽みたいなメロディを書く人だ」でした。
それも、このアルバムにのめり込んでいく理由だったように思います。
※ロイ・オービソン:「プリティ・ウーマン」を歌っている人です。

また大滝さん、山下さんがパーソナリティを務めるラジオ番組があった、ということも理由だと思います。
音楽について、いろいろなことを教えててもらいました。


そして、山下さんのブレークとほとんど時を同じくして、この作品がヒットしたことも、「好き」を助長したのだと思います。
同時に、2人同時のブレイクは、日本のポップス界において、非常に大きな意味を持っているできごとでもありました。

それはどういうことかと言いますと、日本のポップスを考えますと、大滝詠一さん周辺の動きというものが、非常に大きな意味を持っているのです。

大滝詠一さんと山下さんは、ある意味同系列の人であり、日本のポピュラー界の中での両人の周辺を説明すると、以下のような感じです。
(いろんな雑誌にも書かれていることです)

1970年くらいからの、日本のポピュラー音楽界の流れを見てみますと、

1:歌謡曲の流れ
2:フォーク系の流れ
3:ロック系の流れ
4:ポップス系の流れ

があります。それぞれ詳しく見ていくといろいろ枝分かれしてくるのですが、ここではポップス系のみ書いてみます。

するとはじめに、はっぴーえんどありきなのです。(そのまえにも、フォークルなど、いろいろありますが割愛します)

はっぴーえんどが解散し、大滝さんはソロへ、松本隆さんは作詞家へ、細野さんと鈴木茂さんは、キャラメルママというユニットを組みます。

1:大滝詠一さんは「ナイアガラレーベル」を立ち上げ、福生の自宅スタジオで制作活動に入ります。
2:細野さんは、ユニットでプロデュース、バック演奏活動に入ります。

1の流れからは、シュガーベイブを中心とした山下達郎さん、大貫妙子さん、ごまのはえの伊藤銀次さんなどが活動を共にしていきます。

そして、後にそれらの音楽を好きだった方たちもプロとしてデビューしていきます。そこには、エポさん、杉真理(まさみち)さん、佐野元春さんなどがいます。

これらの方々は基本的に、外国ポップスの影響を強く受けた作風の曲を作っていきます。

2の流れからは、プロデュースされたアーティストが羽ばたいていきます。
荒井由美さん、吉田美奈子さんなどです。

そして2は、サディスティック・ミカバンドの流れとも、交流しあっていきます。
ミカバンドには、高橋ユキヒロさん、後藤次利さん、高中正義さん、などがいます。   

この流れは、後にYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)に繋がっていきます。

1,2の流れともそれぞれ活躍をし、そのアーティストたちがまた、次の世代のアーティスト達に影響をするという形が出来上がっていきます。
この過渡期に起きたできごとが、大滝さんと、山下さんのブレークが重なったというできごとなのです。

両人とも、マニアの間では、良い音楽を作る人として知られていました。
しかしレコードセールス、一般への認知度という点では、成功してはいませんでした。それがここで払拭され、日本のポピュラー界全体の流れも変わって行きます。
ちなみに細野さん、高橋ユキヒロさん、坂本龍一さんのYMOが出てきたのも、このころです。

つまり流れが大きく動き、自分の興味もそちらへ流れていく、大きな流れが動いているので、情報も多く出てくる、ということが起きたのだと思います。
一言で言えば、「流行った」ということですね。長く説明し過ぎました。

その流れの中、大滝さんと山下さん以外では、佐野元春さんのデビューが大きな意味があったように感じています。
私の感じでは、彼のデビュー後、日本語の歌詞が一気に変わって行ったのを実感しています。
詞の曲へののっけかたが、急激に変わったのです。それくらい佐野さんの詞、曲にはインパクトがあったのだと思います。
特に女性歌手でそれが顕著のようですので、やはり言葉の「のり」ということに関してはマクロに見ると、女性が得意なのかもしれません。

写真:左から、大滝詠一さん、佐野元春さん、山下達郎さん

しかし、これらのことが、1980年から数年間で起こったというのは、すごいことだと思います。
それまで何年も大きく変化しなかった日本のポピュラー界が一揆に変化してしまったのですから。
船井幸雄さんの行っている「百匹目の猿現象」なのだろうな、と感じてしまいます。

シュガーベイブに在籍していた大貫妙子さんがラジオで語っていましたが、デビュー当時は、歌謡曲でない方の音楽界ではブルースロックこそ全てである、という風潮があり、ポップスを演奏していると、相当激しく非難を受けたそうです。    

一匹目になるということは、大変なことですね。「好き」で「得意」でないと、なかなかできないことです。

 

演奏は、ティンパンのメンバーや、元シュガーベイブのメンバー、その他スタジオミュージシャンが行っています。
ストリングスアレンジに松任谷さんと共に、前田憲男さんの名前もありますね。

大滝さんは、はっぴーえんどでは、ギターを弾いていましたし、レコーディングでドラムを叩いたりしていますが、ここではクレジットされていないようです。でもきっと隠れて何かやっていると思います。

薬師丸ひろ子さんの歌う大滝詠一さんの作品「探偵物語」では、確か、大滝さんのギターソロが聴けると思います。
思い違いかもしれません。

まとまりがありませんが、このアルバムについて書いていると、いくら時間があっても足りませんので、もうここらへんにしておきます。

基本的に全曲好きです。
ただ私は、松本隆さんの「失恋の詞」があまり好きではありません。悲しくなります。ですので、「恋するカレン」だけ95点です。

 

 

82:EACH TIME 大滝詠一    
  イーチタイムですが、LONG VACATIONもそうですが、また新しいバージョンで出たりしています。
いつも最終バージョンみたいなことを言っています(笑)。

これも、Complateとなっています。

このアルバムも好きなのですが、やはり1曲目には「魔法の瞳」が来ていてくれると、しっくりきます。最初に聞いた曲順というのは、影響大ですね。

ここでは、1曲目は、「夏のペーパーバック」になっています。

もちろん、LPと同じ曲順になっているものも発売されています。

1984年の作品です。
1位にはなったようですが、思ったより売れなかったということを聞いたことがあります。

私などが聴くと、傾向としては、LONG VACATIONと同系統の音楽に聴こえます。
もちろん違いもたくさんあります。

欠点を探すということは、どうも良くないことのようですので、それはしませんが、全体的にLONG VACATIONと比べますと、曲のスピードが遅くなっているようです。

それが当時の若いリスナーにアピールしなかったのかもしれませんね。

また、失恋の歌詞が耳につきます。ひょっとすると、そこらへんも影響があるのかもしれません。

サウンドそのものは、LONG VACATIONよりも、重層になっています。

フランス・ギャルの「ギターとバンジョウと鐘」のパロディも聴こえます。

「木の葉のスケッチ」には、クラリネットの北村英治さんが参加しています。

当時西部球場(だと思いましたが)で行われたコンサートでは、ストリングスオーケストラを率いて演奏を行ったようです。ラジオでの収録を聴いただけですので、詳細はわかりませんが、弦の音もしていました。

 

 

83:NIAGARA SONG BOOK, 同上2
,Naiagara Fall of Sound Orchestral
   
  大滝さんの作品をストリングス・オーケストラで演奏したものです。

大目のエコーに包まれ、リゾート気分を盛り上げています。

1(2でないほう)では、演奏者クレジットがまったくありませんが、2には全部出ています。

2のクレジットには
「Very Special Thanks to: 千葉県浦安市文化会館ボイラー課ボイラーマン様」
となっています。

1990年12月と1991年1月の録音ですので、暖房の調整でもしてくれたのでしょうか?

基本的に、上記の2つのアルバムの曲が演奏されています。
1には「夢で逢えたら」、2には「真夏の昼の夢」が入っています。どちらも好きな曲です。

こちらの「恋するカレン」には歌詞が入っていないので、楽しく聴けます(笑)。

不思議にCDでのLPのときとの違いを感じずに聴くことができます。

もともと中高音よりのサウンドなので、高音の足りなさを感じないのかもしれません。
あるいは、大滝詠一さんプロデュースですので、音作りに気を使ったのかもしれません。
実際のところは良く分かりません。

1(2でないほう)は1982年、2は1984年の発売のようです。

細かく聴いていくと、1の方がハイ上がりの録音です。
2の方が、中低音が入っているようです。またリズム楽器、特にドラムなどがやや小さめになっているように感じます。

どちらが好きかと言えば、評論するなら2の音なのですが、好きなのは1の音です。基本的にハイ上がりなのが好きなのですね。

学生時代よく自分で編集したテープを聴いていましたが、その中にも、歌物に混ぜて、これらの作品からの曲を入れていました。

このアルバムに限らず、ストリングスの高音を聴いていると、吸い込まれて、どこかへ舞い上がって行きそうで、昔からとても好きです。

 

 

84:はっぴーえんどライブ!!    
  1973年9月に、文京公会堂で行われたライブです。

このときははっぴーえんどは、すでに解散していたのですが、再び集まってのコンサートとなった模様です。

ライナーの松本隆さんの言葉によると、「1年も経っていないのに、集まるのは乗り気ではなかった」ということです。しかし演奏そのものは、非常に満足のいくものだったようです。

はっぴーえんど以外に、西岡恭蔵さんの演奏も入っています。

ココナツ・バンクと大滝詠一さんの共演もあります。
ここにはメンバーの詳細はありませんが、確か、伊藤銀次さん、コーラスで山下達郎さん、大貫妙子さん、伊集加代子さん(どうかな?)あたりではないかと思います。

このコンサートにはもう1枚アルバムが出ていて、基本的にはっぴーえんど以外の演奏が入っています。所有していますが、当時あまり聴きませんでしたので、実家に置きっぱなしです。

吉田美奈子さん、南佳孝さん、ムーンライダーズ、伊藤銀次さんなどの演奏が入っていたと記憶しています。

1曲目の「はいからはくち」が16ビート調で演奏されていたりします。

この日の「春よこい」は、松本隆さん曰く「今までで最高の演奏」だそうです。

演奏事態に妙な緊張感があり、聴き入ってしまいます。ライナーを10年ぶりくらいに読みましたが、緊張感の意味が分かったような気もします。
きっと好きなのは、それが理由でしょう。

 

 

85:NIAGARA TRIABGLE VOL.2
大滝詠一、佐野元春、杉真理
   
  ナイアガラトライアングルの2です。
LPでは1,2共所有しており、どちらも好きでした。

CDでは1は買いそびれている内に、廃盤になった模様です。

1は、大滝詠一さん、山下達郎さん、伊藤銀次さんです。
1では、伊藤さんのボーカルが良いのです。佐野さんと一緒に演奏するようになって、シングルなども出していたようですが、その頃よりも私は好きです。
またキーボードで坂本龍一さんも参加しています。

さて2ですが、3人とも良いのですが、佐野元春さんが光ます。
ポップス界に待望久しい新人の登場という感じでした。
何かをやってくれそうな予感に満ち溢れていました。

佐野さんは今でも若い方に人気があるようですので、紹介そびれていますが、初めて聞いたのはラジオでした。

ある日ラジオを聴いていると、「ガラスのジェネレーション」が聴こえてきました。
私はその時、「すごく良いけど、なにかの曲にそっくりだな」と思ったのを覚えています。その曲が何なのか、ずっと分かりませんでした。それはどうも、Grass Rootsの「Soon or Later」のようです。米アマゾンで視聴できます。


私がどうしてこの曲を知ったかと言いますと、ハワイの英語学校へ行っている時に、友人はいたものの、どうもさみしくなってきてしまいました。その時、現地で買った「Good Old Rock & Roll」というミュージックテープに入っていたのです。「どの曲か?」と思ってから17年後にやっと分かりました。今は全曲、CD−Rに落としてあります。

「A面で恋をして」についての大滝詠一さんのインタビュー記事によれば、「佐野君は、あの"Oh Baby"のところを、一人で大きな声で一生懸命練習していたよ」ということです。

当時読んだ記事の裏覚えですので、"Oh Baby"の所ではないかもしれません。しかし、こんな感じの内容でした。

杉さんもすばらしいです。
確か慶応大学で竹内マリアさんと同じミュージックサークルにいたか、同じバンドだったかだと思います。そんな話しを聞いたことがありました。
「ガールフレンド」は、竹内マリアさんもカバーしています。「目覚め」(Waiking up alone)というタイトルで、歌詞も全面的に変えています。また彼女の「J-BOY」という曲は杉さんの作曲です。


20年くらい前は、「どうして慶応大学を出て、シンガーになんてなるんだろう?」と思っていましたが、全くもってその考えは間違えだと今は思っています。
「好き」で「得意」なことをやらなくては、人間は能力を発揮できません。
「好き」で「得意」なことをやれば、運がついてくるようだと、今は思っています。

大滝詠一さんはいつも通りです。「白い港」は「スケッターズ・ワルツ」のパロディでしょうか?

これも、新しいバージョンが発売されているようですので、非常に興味があります。

 

86:SONGS, SUGAR BABE    
  「SONGS」です。

シュガー・ベイブは、山下達郎さん、大貫妙子さんらが、在籍していたバンドです。
当初は、それほど売れていないバンドでしたが、山下達郎さんのブレイクにより、脚光を浴びました。

それでも「DOWNTOWN」は名曲で、EPOさんなどもカバーしていました。
カバー当時、「おれたちひょうきん族」のエンディング・テーマか何かに使われていたような記憶がありますが、定かではありません。

「DOWNTOWN」という曲名はやはり山下さんが好きな「ペトラ・クラーク」の影響でしょうか?

アルバムタイトルが、「B・Jトーマス」のアルバムタイトルから取られた話しは前述の通りです。

私は「雨は手のひらにいっぱい」は大好きです。なんともフィル・スペクターっぽくて良いです。

好きな理由は、ひょっとすると、私が雨男のせいかもしれません。中期滞在など少し大きな動きをすると、必ずその場所で大雨になります。しかも長いのです。
きっと良いことなのだと思っています。

ここには、アディショナル・トラックとして、ライブ演奏、でも演奏が収められています。きっと多くの人がSugar Babeの音源を求めているのですね。
オリジナルは、1975年の作品です。

 

87:It's a Poppin' Time, 山下達郎    
  1978年、六本木ピットイインでのライブです。

これは良いアルバムです。メンバーは、アルトサックス土岐英史、ドラムに村上ポンタ、ベース岡沢章、ギターはあの松木常秀、キーボードに坂本龍一、コーラスは、伊集加代子、尾形道子、吉田美奈子はコーラス、ローズピアノで参加のみなさんです。

「ピンク・シャドウ」では、ブレッド&バターの二人も加わっています。

アルトサックスの土岐英史さんは、最近娘さんがジャズ歌手として、デビューしたようです。
時の流れは速い...........。

とても良いアルバムです。

みんな良いですが、「ペイパードール」は好きです。どうもマイナーのこういうテンポが好きなようです。

ビートルズの「今日の誓い」のライブ演奏は少し違いますが、こんな色合いになるのですが、それも好きです。

とても貴重な音源だと思います。

 

88:SIGNIFIE, 大貫妙子    
  「シニフェ」です。
私はこのアルバムが大好きです。
特に「幻惑」が好きです。しかしこれもアナログ盤のほうがずっとよかったようです。もっとしまった低音、かちっとしたハイハットのサウンドだったように思います。
ただ、CDを擁護すると、当時使っていたシステム全体がそういう音だったのかな?とも思います。
しかしながら、そのシステムにCDプレーヤーを入れて今と同じように思っているのですから、いかんともしがたいです。
とは言え、当時使用していたオンキョウのスピーカーは確かに、メリハリサウンドでした。今のオンキョウは以前より柔らかい音のようですが。
現在使用のスピーカーはヤマハです。平均より固めの音ではあるのですが。

アレンジ、キーボード、ギター、プログラムなどは全部、清水信之さんです。
このアルバムには、「SIGNE<記号>」、「テディ・ベア」など秀作が揃っています。

全体的にユーロテイストです。

1986年の作品のようです。
中古で購入したようです。歌詞カードにお店の名前が入っています。埼玉県草加市......、行った覚えが全くありません(笑)。

     

 

89:VIVA MARIYA!!, 竹内マリヤ    
  マリアではなく、マリヤでした。
彼女の初期のベスト盤です。

確か私の中学生の時にデビューしたはずです。
良くテレビに出ていました。

「ドリーム・オブ・ユー」はシングルバージョンではなく、山下達郎さんのコーラスが前奏に入ったものです。あのシングルバージョンは今、入手できるのでしょうか?

「不思議なピーチパイ」、「SEPTEMBER」など、良い曲がたくさんです。

みんな良いのですが、「SWEETEST MUSIC」は好きです。
どこか、オリビアの「フィジカル」に似たテイストのある曲です。
確かこの曲まで、テレビに出ていたように記憶しています。
これ以降は結婚のせいか、それとも結婚まで間があったか良く知りませんが、テレビでは見なくなったようです。

「ASK ME WHY」は、ビートルズの曲ですが、伊藤銀次さん、杉真理さんと一緒に演奏しています。

みんなビートルズが好きなんだな、というのが伝わってきます。

  裏です。

清楚な感じの女性でした。山下達郎さんの好みは、小林麻美さんということだったと思いますが、近い美しさがあると思います。

私の個人的な感じですが、以前より、若い頃の伊藤ゆかりさんと、竹内マリヤさんの声は似ているなぁ、と思っていました。

どうでしょうか?

 

 

90:Portrait, 竹内マリヤ    
  ライナーを竹内さんが自分で書いています。
発売日が書かれていませんが、おそらく1980〜82年くらいではないでしょうか。

一番好きなのは、「Crying all night long」です。
伊藤銀次さんとデュエットしてハモっています。
歌詞が竹内さんで、作曲・アレンジが伊藤銀次さんです。
リバプールサウンドを意識して作られたようです。

たしかにそういった趣のある曲ですが、私には、ロイ・オービソンが連想されてしまいます。
ストリングスが「さび」にほどこされていて、歌い上げになります。
この感じと、「CRYING」という文字が、ロイの「CRYING」を連想させるのかもしれません。

「NATALIE」も好きです。アメリカの西海岸のイメージがあります。スターを夢見る若い女性の曲です。英語です。
ライナーにも彼女自身の言葉で「スターを夢見て、L.Aにやってきた.......」とありますね。
イメージとしては、グラディスナイト&ピップスの「Midnight Train to Gergia」に西海岸フレーバーをちりばめたような感じです(これで分かる人がいるわけないような説明ですね)。

「ラスト・トレイン」、「悲しきNight&Day」、「Special Delivery」、「リンダ」、「ウエイトレス」で、山下達郎さんが参加しています。
大貫妙子さんも多く参加しています。「雨に消えたさよなら」で作詞・作曲、「ラストトレイン」で作詞をしています。作曲は山下さんです。
「リンダ」は竹内さんがアン・ルイスのために書いた曲です。アンさんバージョンも良いです。
「いちごの誘惑」では、大貫さん、EOPさん、竹内さんでコーラスをやっています。
彼女自身、「花のRCAシスターズ」と呼んでいるようです(笑)。

全て良い曲ぞろいです。

 

 

91:YUMING SINGLES 1972-1976、
荒井由美
   
  ユーミンです。これを買うときは葛藤(大げさ)がありました。

下に掲載してあるのは「ユーミン・ブランド2,3」ですが、「ユーミンブランド1」にすべきか、このアルバムにすべきかで、迷ったのです。

ほとんど同じ曲が入っています(下記参照)。


そしてLPでは、「ユーミンブランド1」は持っている、加えて、デビューシングルの「返事はいらない」がこれには入っている、などなどで、こちらにすることになりました。

ユーミンに関しては、多くの方が語っているので、あえて言いたい内容はありませんが、生ユーミンを見たのは一度だけです。
1986年か87年に代々木競技場で行われた、たくさん出演者の出たコンサートです。その時は、サディスティックミカバンドにミカさんの代わりとしてユーミンがボーカルを取りました。「タイムマシンにお願い」など数曲歌いました。ハッピーエンドも同様再結成しました。佐野元春とサザンの共演なども見られ、楽しい一夜でした。

←↓とても良い曲だらけです。

 
     
ユーミンブランド1の収録曲は右記の通りです。
1.あの日にかえりたい
2.少しだけ片思い
3.やさしさに包まれたなら
4.魔法の鏡
5.ルージュの伝言
6.12月の雨
7.瞳を閉じて
8.きっと言える
9.ベルベット・イースター
10.翳りゆく部屋

 

YUMING SINGLES 1972-1976の収録曲は
右記の通りです。    
5,7,8,12のシングルバージョンは、貴重なようです。
1.ベルベット・イースター
2.あの日に帰りたい
3.12月の雨
4.何もきかないで
5.魔法の鏡
6.きっと言える
7.空と海の輝きに向けて
8.やさしさに包まれたなら
9.瞳を閉じて
10.ルージュの伝言
11.少しだけ片想い
12.返事はいらない
13.翳りゆく部屋
14.ひこうき雲

ティンパンの協力があったことは、重要な点ですが、彼女自身にものすごいパワーがあることが、これだけの良い曲を作れる原因なのだと思います。

CDが登場した時に、限定ライブCDというのがあったと記憶しています。当時5000円くらいしたように覚えています。
つい最近まで、「やっぱりほしかったなぁ〜」と思っていました。ユーミンのライブ自体が貴重でした。
今は、ビデオでも簡単に見れますし、例の「ザ・コンサート・ウイズ・オールド・フレンド」も出ましたので、気持ちも落ち着いてきました。

あれを持っている人はいるのでしょうか?

 

92:ANYTIME, 小泉京子    
  キョン2のベスト盤です。

もっぱら、「あなたにあえてよかった」を聴きたくて買いました。

この曲が大好きです。

田村正和・小泉今日子共演ドラマの主題歌ですが、ビートルズテイストを感じるのです。
作詞小泉京子、作曲小林武志です。

全体的にそうですが、部分的には、終わりのギターフレーズでしょうか。

きっとただ単に、キョン2が好きという理由か、ドラマに感動したというところの可能性もあります。

理由はなんでも、聴いていると、うれしくなって、害がないものなら問題なしです。

「SEXY HEAVEN」は、吉田美奈子作詞、・コーラスアレンジ、田島貴男作曲・アレンジとなっています。センスの良い曲です。作曲が吉田さんでないのは、個人的に残念です。でも良い曲です。

     

 

93:みんな大好き、吉田拓郎    
  1997年に出た拓郎の新録ものです。収録曲は以下の通りです。

1.伽草子
2.結婚しようよ
3.おきざりにした悲しみは
4.こっちを向いてくれ
5.旅の宿
6.ひらひら
7.春だったね
8.我が良き友よ
9.せんこう花火
10.マーク2
11.ともだち
12.たどり着いたらいつも雨降り
13.夏休み
14.どうしてこんなに悲しいんだろう
15.人生を語らず

基本的には、オリジナルの演奏が耳にこびりついているので、オリジナルのほうが好きなのですが、はじめて録音する「我が良き友よ」などがすごく良いです。

また「春だったね」も良いですが、きっと比較的オリジナルに近い演奏だからだと思います。「たどりついたらいつも雨降り」にも同じことが言えます。でも好きです。

どうも私の中での音楽的な拓郎は、フォークではなくロックに近いような気がします。


  「LIVE'73」での「君が好き」と「落葉」が大好きなのですが、CDを持っていません。
レコードでも例の3枚組みベストで聴いたきりです。

あれはロックですね。
ブラスロックとでも行ったら良いのでしょうか?少し違いますが。

購入してみようと思っています。

そういえば、上のはっぴーえんどのライブも’73年ですね。

参加ミュージシャンは豪華なはずなのですが、ライナーが手元にありません。実家に置いてきたか、中古で買ったので、初めから入っていなかったかの、どちらかだと思います。
新品で買ったかどうかも、よく覚えていません(笑)。

裏ジャケの中央は高中正義さんです。プロとしてのはじめは、成毛滋さんのフライドエッグというバンドだったそうです。ドラムにつのだ☆ひろ.さん、ベースに高中さんだったそうです。

深夜放送で拓郎が、コンサートツアーのギタリストに鈴木茂さんに断られたか何かした時に、「参加してくれ」とラジオで呼びかけていたのが妙に心に残っています。

 

 

94:アラカルト、谷山浩子    
  谷山浩子さんのベスト盤です。
結婚おめでとうございます!!

学生時代オールナイトニッポンは毎週聞いていました。小学生の時から聴いていたオールナイトニッポンですが、私には谷山さんのものが一番面白かったように思います。

彼女はピアニストとしても一級品です。良くライブを同放送で流していましたが、録音して聴いていました。キース・ジャレットに通じるような素晴らしいピアノでした。


今、アマゾンを検索したらなんと彼女がソロピアノアルバムを出しているではありません!!。しかも、在庫残り3、となっている。タイトル「Mezzo Piano」。

注文しました。当然です。届くのを楽しみにしています。

ここには大好きな曲がたくさんあります。「おはようございますの帽子屋さん」、「河のほとりで」、「猫の森には帰れない」、「すずかけ通り三丁目」、「おやすみ」、「てんぷら☆さんらいず」。

一番好きなアルバムは「猫の森には帰れない」でした。

CDになってまだ購入していません。

アマゾンでは売り切れのようです。感じとしては、良く店先に並んでいるようなのですが。

隣は太田裕美さんです。谷山さんによれば、ほとんど同期なそうです。本などにも出てきます。
浩子さんの当時の彼女へのイメージは「小林麻美さんのような女の子」だったと思います。

テレビ番組で一緒にレギュラーだったことがあるそうです。

こちらも好きで聴きます。特に「南風-SOUTH WIND-」が好きです。

「ドール」なども好きですが、横浜に引っ越してから「よこはまドォ〜ル〜」というのを大きな音で聴くのがはばかれます。

カレンのような低く落ち着いた声と、谷山さん、大田さんのような高くかわいい声の両方とも好きな模様です。

 

谷山さんの曲で私が一番良くピアノで弾いて楽しんでいるのは、「おやすみ」です。とっても良い曲です。
キーをいつもAmにしていますが、

※太字は上がる。枠内は1小節。基本的に♪。−は♪ひとつ分延ばす。コモジは♪の1/2。テンポは時計の1秒

  Am    Em F    C Dm7    C Dm    E7
ミミ ドドシラソーミ ララソミドーレミ ファファミレーミ ミレレミー

というよなAメロで、サビは、

  Am   Am7 Fmaj7   Em7 Dm7    G C    E7
ドレ ミミレドード ミミレドーレ ファファファミレシドレ ーレドシーミミ

こんな感じです。少し違うかもしれませんが。

このEmやFやCの使い方は谷山さんの曲に良く出てくるものです。コード自体は普通のコードなのですが、なんとも言えないオリエンタルな感じと言うか、空間的な感じがします。
メロディの付け方かもしれませんが、良いのです。
インプロビゼイションにぴったりのコード進行でもあります。Amいっぱつと言うか....。


ちなみに彼女の父親は、ジャズトランペッターだったそうです。良く、名前を間違えられると、昔谷山さんがラジオで言っていました森山良子さんの父親も、確かジャズ関係の方だったと思います。

谷山浩子さんは、確かその関係で、南里文男さんに曲を見てもらったことがるようなことが、本に書いてあったように思います。本は実家なので、詳細は分かりませんが。
南里さんは、日本ジャズ界の草分け的な人です。でデキシーランドジャズのトランペッターです。
「シンコペーションしているね」だったか何かだったような気がします。

 

今思い出しましたが、以前、私が「猫の森には帰れない」を薦めたところ、友人がほしいということになりましたが、札幌のどこを探しても見つからない、と言うことがありました。
そこで谷山浩子さんのページの掲示板に助けを求めたところ、見ている人の助けで、無事”売っているCD屋さん”を発見したことがあります。その節はありがとうございました。

谷山浩子さんのピアノアルバム「Mezzo Piano」が届くのが楽しみです。

谷山浩子が自分で作っているオフィシャルではないパーソナルページ
インターネットラジオを聴くことができます。

 

 

追記:2004.11.7
本日、「Mezzo Piano」が届きました。
すごく良いです。

派手なピアノではないのですが、何か違います。
音が歌っています。今まで聴いたことの無いようなソロ・ピアノです。

何が違うのでしょうか?私の思い入れでしょうか?どうもそれだけではないようです。やはり、「河のほとりに」、「すずかけ通り三丁目」、「カントリーガール」などが良いです。
ここでの「カントリーガール」の気持ちの入り方は、ともて良い波動を感じます(と勝手に思ってます)。
この曲は、「木綿のハンカチーフ」と対になっているような曲だと今思いはじめました。
実はまだ全部聴いていません。聴いていたら書かずには、いられなくなりました。実況中継的書き込みです。

使用しているピアノはきっとヤマハのグランドピアノでしょう。ヤマハのピアノは私の解釈では、鍵盤の深さが浅めです。早いパッセージには適していると感じていますし、手の小さな人、あまり力のない人にも適していると思います。

「ウミガメスープ」(......ん?)は、歌詞は知りませんが、良いですね。クラシックの小曲のような趣のある曲と演奏です。

ほとんど楽譜にして弾いているのだと思いますが、基本的に即興演奏もできる方なので、そういう人が自分でつくた曲を弾く場合は、伴奏、コードなどイメージしているものを全て具現化にできるので、心にある形を正しく表現できると思います。
やはり、そこに違いがあるのでしょうか?

 

「休暇旅行」(は、良い曲ですね。何てソロピアノにあった曲でしょう。

エコーはブースの自然な響きでしょうか?きっとデジタルエフェクトなのだと思いますが。


いよいよ「おやすみ」です。
2コーラス目のBメロの音使いがすごく良いです。これは良いのではないでしょうか?
久ぶりにCDの料金より価値のある内容の作品に巡り合ったように思います。

 

95:ALL MY LIFE, KARLA BONOFF    
  カーラ・ボノフのベストです。

「涙に染めて(Truble Again)」が好きで買いました。

どうもこれは日本だけでのヒットのようです。そういう曲はいくつもあります。

また9曲目の「Isn't It always love」は竹内マリヤさんも吹き込んでいます。どのアルバムだか分かりませんが、私が持っていたLPに収録されていました。
イーグルスのメンバーと録音したはずです。

日本にはリンダ・ロンシュタットなんかと一緒に紹介されていたのではないかと思います。L.Aのカントリーロックシンガー的に。

しかし、このアルバムを聴く限りでは、そういうシンガーではないようです。むしろ、シンガーソングライター全盛期のシンガーソングライターのような印象です。

全ての曲がなかなか良いのです。

  1977年に初盤が発売されているようです。

良いです。このアルバムは。

詳細がないので良く分かりませんが、カリフォルニアのスタジオは湿気が少ないので、スネアドラムの音などが、良い音で取れるようです。

もちろん音の好みはあると思うのですが。

 

 

96:The Essential Barbara Streisand    
  2002年に出たバーバラ・ストライザントのベスト盤です。

7,8年前にオーストラリアで見たのと似たようなジャケットです。

2曲、このアルバムではじめて世に出たトラックがあります。
「Someday my prince will come」と「You'll never walk alone」です。

ミュージカル、映画、レコード製作と幅広い活動をしています。
1963年に「エバーグリーン」でグラミー賞を獲得していますので、かなり長期に渡って、一線に活躍していると言えます。
1977年には「スター誕生愛のテーマ」でもグラミーを受賞しています。

どうして、バーバラを好きなのでしょう。
歌がものすごくうまいからでしょうか?よく分かりません。

ただ機会あるごとに、「バーバラどう?」というような場面に出くわします。

最近では、TV番組「フレンズ」の中で、「今まで一番ロマンチックな曲は?」という質問をみんなで答えるシーンで、モニカが「バーバラ・ストライザントの追憶!!」と答えるシーンがありました。
私としては「そうそう、そうだよね」と勝手に思ってしまいます。

ビデオとシナリオが一組になった英語テキストを中古で見つけたのも、「追憶」でした。

1970〜1980年半ばくらいまでは、ポップス系の流行歌手的な立場でのアルバムもいくつも出していました。

最近は、ナタリーコールなども同様ですが、スタンダード系に戻っているようです。ただ、バーバラの場合は、もともとそういうアルバムを多く出している人ではありますが。

最近の作品は、映画音楽特集となっています。
ハワイでものすごく安く売っていたのですが、なぜか、日本で買おう、と思い、買いませんでした。日本ではずいぶんと割高になっていましたので、買い控えています。
どうもこういうパターンが時々あります。

 
  「My heart belongs to me」は本当に好きな曲です。
マイナーの歌い上げソングです。
どうも私は歌い上げる曲が好きなようです。


どうでもいいことですが、元野球選手の田尾さんは、歌がものすごくうまいです。
いつかTVで、歌い上げているのを聴いたことがありますが、びっくりしました。プロ顔負けです。

日本人女性歌手で歌い上げ系統で「すごい」と思ったことはまだないように思います。
島田歌穂さんが、少し良いです。ミュージカル系の方でひょっとしたらいるのかもしれませんね。
日本のものはほとんど見ませんので、詳しくありません。
日本人歌い上げ女性歌手ですばらしい方がいたら、是非教えて欲しいものです。

1942年、ニューヨーク・ブルックリン生まれです。



Off The Recordでもインタビューに答えていますが、内容は極めてまじめなものです。

このようなことを言っています。
『新人への助言をしてもいいですか。既成の概念をこわがっちゃいけません。
「だめよ、そんなことしちゃ」という人は必ずいます。
スティーブン・ソンダイムの台詞にあるように、「連中が聞きたいのは繰り返しだけ。気に入るのはすでに知っていることだけ」なんです。自分独自のことをやらなくちゃね。
商売になるかどうかは一般大衆にしかわからない。なんだかだと操られて、自分じゃないものをやらないこと。
人間一人一人独特なんだから。私は真実を利用するのが大好きだし真実は売れる。もっとそれに気がつく人が増えるといいんだけれど』

※スティーブン・ソンダイム
ブロードウェイ・ミュージカル"Westside Story"(57年上演、61年映画化)の作詞で世に認められる。
作曲にも大変な力量を持ち数々のミュージカルを書く。ロジャース、ハマーシュタインらを継ぐ作家として高い評価を受けている。

 

97:Simply Streisand, Barbara Streisand    
  良いアルバムです。

「When Sunny gets blue」、「Loverman」などが入っています。
1967年の作品のようです。

なんと、Richard Rodgersからのメッセージまで添えられています。

音質はともかくとして、スタンダードボーカルとしては、最高峰といっても良いのではないでしょうか。

歌のうまさが前面に出ています。
アレンジも本格的です。楽器のソロなどはなく、「歌」にフォーカスされています。

「Loverman」はジャズワルツで演奏されています。
ストリングスとブラスのアレンジが美しいです。最高の歌唱です。

新品でも$8程度で購入可能なようです。

AMAZONで視聴できます。左上でpopular musicを選び、その下にSimply Streisand と入れて検索すれば出てきます。

     

 

 

98:Live in Japan, Carpenters    
  カーペンターズの日本公演のライブです。
1974年6月の3度目の来日、大阪公演のようです。

外国では発売されていないようで、米アマゾンで検索すると、インポートものとして出てきます。$60.99となっています(2004.10.6)。

ファンは必聴です、というより、きっと聴いている方が多いでしょう。音質は良いです。

「Yestarday once more」では、子どものコーラス隊を加えて演奏されます。
左下3枚目の写真は1974年日本武道館公演のDVDですが、その様子などが映し出されています。

コンサートでは、当然カレンはドラムも叩いています。こちらも同様、DVDで見ることができます。

     
このCDは池袋のデパートでやっていた中古レコード市で購入したのですが、そこへ出展していた店は、私が中学生〜30歳くらいまで通い詰めていた店でした。店長の顔を見て確認しました。

顔を見たのは、その時、5,6年ぶりではなかったでしょうか?

その後2004年に川崎の地下街で同じような中古レコード市が出ていたのですが、そこでもあの店長(社長)がいました。きっとあの時から数えて、7,8年ぶりです。たくさんの店が出展しているはずですのに、川崎まで来て顔をあわせるとは、なかなかの縁ですね。

お互い顔は合わせましたが、特に何も言いませんでした。

若い頃はなかなか強情な所のある店長でした。私が中学生の時に、おそらく24,5ではなかったでしょうか?
髭ズラですので、昔からふけているような感じでした。
今でもあまり変わりません。同じ髭をはやしています。

私も若かったので、言い争いをしたこともありますし、楽しい話をしたこともありました。

元気そうでなによりです。

 
  このDVDは当時のTV番組をほとんどそのまま収録してあります。

字幕も入ったままです。完パケ状態のテープしか残っていなかったのでしょう。
ライナーによると、リチャードも監修をしたようで、「音質・音量のチェック」を行ったと言うことです。
リチャードの発言によりますと「カレンもこの番組は気に入っていた」ということです。

CDの方が1曲多く入っています。
9曲目の「Yesteday once more」、10曲目「Hurting Each Other」、12曲目「oldies Medley」となりますが、DVDでは、10曲目が入っていません。

当時カレンは24歳だったようです。とてもきれいです。
日本テレビの2回目だか3回目だかの24時間テレビで、カーペンターズの生ライブを衛星中継したことがありました。

妹と二人で深夜に見ていましたが、その時は、「Sweet Sweet Smile」などを歌っていたように記憶しています。

あの音源はCDにならないものでしょうか?もちろんDVDでも構いません。

収録曲は以下の通りです。

CD1
1.スーパースター
2.雨の日と月曜日は
3.愛にさよならを
4.トップ・オブ・ザ・ワールド
5.ヘルプ
6.ミスター・グーダー
7.遥かなる影
8.ジャンバラヤ
9.イエスタデイ・ワンス・モア
CD2
1.リトル・ホンダ
2.この世の果てまで
3.悲しき街角
4.ハイ・ロン・ロン
5.リーダー・オブ・ザ・パーク
6.ジョニー・エンジェル
7.ブック・オブ・ラヴ
8.シュブン
9.ダディーズ・ホーム
10.ジョニー・B・グッド
11.シング
12.サムタイムズ
13.愛のプレリュード
14.ふたりの誓い(アンコール)

 

 

99:A SONG FOR YOU, Caroenters    
  レオンラッセルの歌で有名な「A Song for You」をタイトルにしたアルバムです。
1972年の作品です。
このカレンのトラックが大好きです。
これもアナログの方が良いですね。でも構いません。これで良いのです。

この曲のサックスソロは、アナログレコードには「ジョージ・ヤング」となっていたように記憶していたのですが、CDのクレジットにはそれは明記されていません。サックスでクレジットされいるのはボブ・メッセンジャーのみです。記憶間違いかもしれません。

ジョージ・ヤングであれば、彼はスタジオミュージシャンですが、ソロアルバムなども出している良いサックス奏者です。
ニューヨーク・ロサンゼルス録音された山下達郎さんの「サーカスタウン」に収録の「ウィンディレディ」もサックスソロは彼です。このトラックはニューヨーク録音です。


ドラムには、ハル・ブレインとカレン・カーペンターとクレジットされています。

リチャードはカレンの声にあう曲をいつも探していたそうです。
ですので、単なるカヴァーというより、「カレン用の曲なんだ」という気持ちが伝わってくるような気がします。

     

8曲面「Flat Baroque」、「Piano Picker」ではみごとなピアノソロを聴くかせています。「Piano Picker」はリチャードはリードボーカルも取っています。
12曲目「Road Ode」は、隠れた名演です。1990年代位のポールマッカートニーの作風のような曲です。

 

 

100:INTUNE, The Oscar Petterson Trio+The Singaers Unlimited    
  オスカーピーターソンとシンガーズアンリミテッドの共演です。
1971年の録音です。

シンガーズアンリミテットも大好きです。
CDではこのアルバムしか購入していませんが。
元コーラスグループ、ハイローズのジーン・ピュアリングが1967年シカゴで結成したとライナーにはなっています。
1980年以降新作は出ていないので、自然解散したのだろう、とも書かれています。

彼らは、男女混合のコーラスグループです。リードボーカルの女性(Bonnie Herman)が、ソロになっても良いくらいほど良く個性もあり良い声です。
コーラスグループにありがちな、無個性で埋れてしまう様な事がないです。

1曲目の「セサミストリート」が良いです。
「セサミ...」の歌入りはあまり入手できませんので、私には貴重です。

他の曲も最高の出来栄えです。


  音質も最高です。オリジナルテープから24-bit/192KHzマスタリングとなっています。
「dCS社904A/Dコンバータ使用。従来よりも256倍の音の分解能と144dbのダイナミックレンジ、1秒間に6,1441000回のサンプリングでアナログライクなオーディオ信号を収録可能としました」、となっています。

この理屈がどうだかより、実際良い音です。
シンバルの高域などが、しなやかで、遠く上の方まで出ています。染み込む感じがします。

ピアノの単音が宙を舞うような感じも再現されています。

悪い音質のものは、宙を飛びません。

またピアノの音の芯の部分も再現されています。

悪いものは、芯が聴こえません。bitレートがぎざぎざなのでしょう。

丸くなくてはいけません。

高音質です!!

 

1〜20   21〜40   41〜60   61〜80   81〜100   101〜120   121〜140
121〜131はこちら
  141〜160   161〜180 181〜200      
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